私の親が保証人になっていた件で、早期に債権者へ連絡し証拠保全を行った経験があります。家族の生活を最優先に考え、初動で取った手順と実際に使った和解案テンプレを整理しました。以下は私の体験に基づくもので、一般化できない点があります。
これは筆者の体験であり、すべての事例に当てはまるとは限りません。
免責：筆者の体験に基づく記述であり、一般化できない可能性があります。
初動で優先する3つの行動
私の経験では、時間が経つほど選択肢が狭まる感覚がありました。まずは落ち着いて、次の3点を優先すると良いかもしれません。
- 即時連絡：債権者と接点ができたら、事実関係を把握するために書面での連絡を促す（口頭のみで進めない）。
- 証拠保全：受領した書類や送付の記録、通話記録、メール等を保存する。特に通知や催告文書は重要で、書類受領のタイムラインは後で争点になり得ます。
- 家族内の役割整理：担当窓口を決め、安易に承認するような発言は控える（承認=更新(完成猶予)に該当する可能性があるため注意）。
具体的なタイムライン目安
状況別の優先度を整理すると次のような目安が参考になりました。
- 書面の到着後：受領後2週間を目安に初期対応（事実確認・証拠保存・弁護士相談の可否判断）。
- 督促段階：債権者が支払督促等の手続きを取る恐れがあるため、受領書類の内容を確認し、必要に応じて専門家に相談。
- 長期的対応：催告が続く場合、最長で催告 最長6ヶ月を念頭に置き、支払余力や和解条件を検討。
支払督促や裁判手続きが出た場合の注意点
私の対応例では、支払督促が来た場合は冷静に対応案を準備し、必要なら異議申立てを行う選択肢を検討しました。時効の援用も場面によっては選択肢になりますが、証拠や履歴により成立要件が変わるため専門家意見が有用です。
和解案テンプレ（家族防御向け）
以下は私が実際に提示または検討した書面案の骨子です。状況に応じて金額や期間を調整してください。
1）分割支払い案（現実的な月額での合意）
- 総額の認識について：現時点の債権額を確認し、争点が無ければ総額を明記
- 支払方法：毎月●●円を口座振替で支払う（初回支払日を明記）
- 期間：●ヶ月（例：12〜36ヶ月）で完済予定とする
- 保証人対応：主債務者の履行が続く間は保証人への請求は猶予する旨を求める
2）猶予付き一部弁済＋再交渉案
- 一部先払い：当面の生活費を確保するため一部弁済を提示
- 猶予期間：支払開始を●ヶ月後とし、その間に返済計画を再協議
- 書面条件：猶予を条件に和解合意書を作成し、合意内容が守られない場合の手続きも明記
交渉時の言葉遣いと注意点
経験上、相手方に誤解を与える「承認」的な言い方は避ける方が安全でした。明確な合意を書面にすることと、可能なら専門家（弁護士や認定司法書士）を介して進めると安心感が増すかもしれません。
参考と次のステップ
具体的な文例や家族向け説明文は、状況別のテンプレを参照すると整理しやすいです。私がまとめた資料も参考になれば幸いです。
保証人請求を最小化する交渉テンプレ集 家族向け説明テンプレ（保証人用）
▼自己紹介/体験まとめ：https://myhome-black.net/syokai/
