私も住宅ローン督促と訴状に直面し、法テラスの無料法律相談を複数回利用しました。相談時間が限られるため、事前準備で得られる効果を痛感しています。
これは筆者の体験であり、すべての事例に当てはまるとは限りません。
筆者の体験であり一般化不可
相談前に必携の書類(チェックリスト)
持参すると相談がスムーズになりやすい書類を挙げます。原本が無理ならコピーでも良いかもしれません。
- 本人確認書類(運転免許証など)
- ローン契約書、抵当権設定書、ローン残高通知
- 督促状や支払督促の書類、訴状(届いている場合)
- 給与明細(直近3ヶ月)、年金通知、生活費の出納表
- 借入先と残高の一覧(カードローン・キャッシング含む)
- 銀行取引明細(問題の直近6〜12ヶ月分があると良い)
- 差押えや競売の通知がある場合はその資料
訴状を受け取ったら押さえたいポイント
訴訟が進行する場合、対応の期限や可能な手続きが変わることがあり得ます。訴状受領後2週間が判断や対応の目安になる場面があるため、受け取ったら早めに相談することを検討すると良さそうです。
法テラス相談で聞くべき質問リスト
限られた時間で優先的に聞くべき質問をまとめました。事前にメモしておくと時間を有効に使えるかもしれません。
- 私のケースでの初動対応は何が考えられますか?(支払督促への異議申立ての可否等)
- 債務整理の選択肢(任意整理・自己破産・個人再生)と、住宅ローンの影響は?
- 手続きにかかる概算費用と分割の可否、法テラスを使った費用援助の流れ
- 差押え・競売を回避するためにできる暫定的な措置は?(承認=更新(完成猶予)の可能性など)
- 時効の援用が現実的か、証拠として何を揃えるべきか
- 弁護士に依頼する際の優先基準と次のアクション(紹介や外部弁護士の選び方)
費用援助申請の実例と準備方法
法テラスの支援を受けるには収入や資産の確認が必要になることが多いです。以下は申請準備の例です(筆者の一例として参考まで)。
- 必要書類:収入証明(源泉徴収票・確定申告書)、預金通帳の写し、家族構成のわかる書類
- 実例:月収20万円、家族2名、生活費を証明する家計簿を付け申請→審査で法テラスの弁護士費用立替が認められたケースがありました(個別事例)。
- ポイント:申請は時間がかかる可能性があるため、催告 最長6ヶ月の期間や差押えのリスクを踏まえ早めに相談を申し込むと安心かもしれません。
相談当日の工夫と時間配分
相談時間は限られるため、要点を1枚にまとめて提示すると話が早く進むことが多いです。優先順位をつけ、まず「今すぐ必要な対応」を最初に質問すると良さそうです。
- 1ページ要約:事実関係、求める結果、期限(受領日や支払期日)を明記
- 重要事項から質問:訴状や支払督促への対応、時効の援用、異議申立ての可否などを優先
- 次のアクションを確認:弁護士紹介が必要ならその旨を伝え、関連資料のコピー提出を依頼する
- 関連参照:訴状受領後の弁護士相談前チェックリスト、弁護士選び(住宅ローン督促特化)チェックリストと費用目安も併せて確認すると役立つかもしれません。
最後に:相談は準備で差が出る
私自身、事前準備で相談の成果が大きく変わると感じました。完璧である必要はなく、要点を整理して臨むことが相談活用のコツになりそうです。
▼自己紹介/体験まとめ:https://myhome-black.net/syokai/

