送る前に確認すべき条件とやってはいけないNG
まずはここをクリアにしてから次の一手を考えましょう。
やる前の最終チェック(7項目)
① 対象の債務は原則5年(例外:給料は3年 など)
② 起算日(返済期日/期限の利益喪失日の翌日)から満5年が経過
③ 直近で承認なし(一部入金/「払います」発言/分割合意/サイン)
④ 裁判所の手続が確定していない(判決等が確定すると原則10年)
⑤ 催告(内容証明等)が来ていたら、その最長6ヶ月の猶予が過ぎている
⑥ 債権者が誰か(譲渡・回収会社への移転がないか)を把握
⑦ 送付先の部署・住所を確認(旧住所宛ては空振りのもと)
絶対NG(時効がリセット・台無しになりやすい)
- 一部入金(利息だけ/端数だけでも承認扱いになりがち)
- 「払います」「分割で」などの明確な支払意思表示(電話・メール・書面・チャット)
- 合意書・和解書へのサイン/口座振替の再設定
- 支払督促を放置(→仮執行宣言→強制執行のリスク/判決債権で年限延長)
※ 承認が何に当たるかの具体例は → 承認でリセットになる行為まとめ
準備しておくと良い資料(渡すだけで話が早い)
- 契約(請求)番号・カード番号の一部
- 最終の支払期日/または期限の利益喪失日
- 直近の郵便物・メール(催告/請求)と到達日メモ
- 時系列メモ(最後の入金日・請求のやり取り・支払督促の有無)
- 債権譲渡の通知(来ていれば)
よくある質問(Q&A)※“やり方”ではなく判断の話だけ
Q. e内容証明と郵便局の内容証明、どちらが良い?
A. どちらでも要件は同じ。重要なのは送る条件が揃っているかと、控え(証拠)が残ること。
Q. 送った後に相手から連絡が来たら?
A. やり取りは書面限定にして、承認につながる発言や一部入金はしない。
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※このページは「判断・準備」のみ。具体のレイアウトや文面テンプレは扱っていません。