弁護士渡し用証拠パッケージ最短テンプレで即着手可A/B/C構成

弁護士渡し用証拠パッケージ最短テンプレで即着手可A/B/C構成 交渉テンプレ

私も複数の住宅ローン督促対応で、弁護士へ即着手させるために証拠を最短で整理・引き渡す運用を試しました。受領後2週間を目安に構成しています。

これは筆者の体験であり、すべての事例に当てはまるとは限りません。

筆者の体験であり一般化不可

目的と前提

目的は「弁護士が受け取ってすぐ着手できる最小限かつ優先順位つきの証拠パッケージ」を作ることです。訴訟や支払督促対応、時効の検討や異議申立てを想定し、A/B/Cの三段階で整理する運用を私の経験に基づき紹介します。

A/B/C優先ファイル構成(最短テンプレ)

A:即時着手(最優先)

着手当日〜受領後2週間以内に弁護士がまず確認すべき資料群。裁判準備や支払督促申立ての初動に直結します。

  • A-01_表紙_MANIFEST.txt(差出人/事件名/優先度/簡易目次)
  • A-02_契約書_原本または写し.pdf(住宅ローン契約)
  • A-03_振込履歴_債務者口座_YYYYMM.pdf(入出金)
  • A-04_督促状・支払督促.pdf(「支払督促」を含む通知類)
  • A-05_訴状受領コピー.pdf(既に届いている場合)

B:次点(準備・反証)

Aに続けて必要となる資料。反証資料や詳細な取引履歴が中心です。

  • B-01_詳細取引履歴_YYYY-YYYY.pdf
  • B-02_債務者とのメール記録_要約付き.pdf
  • B-03_支払証明・弁済交渉履歴.pdf
  • B-04_承認=更新(完成猶予)_書類等.pdf(該当時)

C:補助資料(参照用)

裁判の補助立証に使うが初動では必須でない資料群。

  • C-01_物件関係書類.pdf(登記簿、査定等)
  • C-02_過去通知履歴_YYYY.pdf
  • C-03_第三者証言メモ.pdf

命名規則とフォルダ設計

私の運用では「優先度番号_簡潔種別_YYYYMMDD_備考.pdf」を基本に運用しました。例:A-03_振込履歴_20240115_銀行名.pdf。フォルダは「案件コード/弁護士渡し/(A,B,C)」とすると参照性が高いです。

送付前チェックリスト(最短で渡すために)

  • MANIFESTに添付ファイル一覧と想定優先度を明記する。
  • 重要な期日(例:受領後2週間、催告 最長6ヶ月)をMANIFEST冒頭に記載する。
  • 裁判資料なら「支払督促」「訴状」等の重要書類をAフォルダに確実に入れる。
  • 時効の懸念がある場合は「時効の援用」検討メモを付ける。
  • 異議申立てが想定されるときは、該当通知と反論要点をまとめておく。

実務的なメール/納品の流れ(私の経験ベース)

1) 案件フォルダZIPを作成(案件コード+日付)→ 2) MANIFESTを最初に添付 → 3) 弁護士宛本文で優先Aを箇条書きで提示、受領確認を依頼する。件名例:案件コード_証拠一式_YYYYMMDD。

簡易テンプレ(MANIFESTに入れる内容)

  • 事件名・債務者名・案件コード
  • 優先順(A/B/C)と各ファイルの短説明
  • 重要期日:受領後2週間(初動)、催告 最長6ヶ月(留意)
  • 特記事項:時効の援用の可能性、異議申立ての期限等

補足と内部参考

実際の受け渡し後の相談や弁護士選びについては、別途チェックリストを参照すると便利です。参照例:訴状受領後の弁護士相談前チェックリスト / 弁護士選び(住宅ローン督促特化)チェックリストと費用目安。私の経験では、最初にAを確実に押さえると弁護士の着手判断が早まりやすかったです。

▼自己紹介/体験まとめ:https://myhome-black.net/syokai/

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