私も信用情報の誤表示で住宅ローン審査が止まった経験があり、最短で訂正を得て再交渉した実務手順をまとめます。審査に出す説明資料の作り方も具体例で示します。
これは筆者の体験であり、すべての事例に当てはまるとは限りません。
※筆者の体験であり、個別事案により結果は異なります。
開示→異議申立て(最短ルート)
まず各社(CIC/JICC/KSC)に開示請求を出し、誤表示を特定します。私の経験上の最短フローは次の通りです。
- 開示請求:各社のウェブまたは郵送で開示。誤記載をスクリーンショット・紙で保存。
- 異議申立て:誤表示箇所ごとに「異議申立て」を行い、契約書や振込明細など証拠を添付。窓口は原則書面+オンラインの併用が確実。
- 調査と回答:提出書類の受領後、各社からの初期応答は私の経験で受領後2週間程度が多いが、追加照会が入ることがある。
- 長引く場合:相手側の追及や確認で「催告 最長6ヶ月」程度の猶予が発生することもあるため、進行状況は頻繁に確認。
銀行への説明テンプレ(修正結果前)
訂正結果が出る前に銀行に説明する際のテンプレ(箇条書きで簡潔に):
- 件名:信用情報の誤表示に関する訂正作業中のご説明
- 要旨:CIC/JICC/KSCの開示により誤表示を確認し、異議申立てを行った旨(異議申立ての受領日・受付番号を明記)。
- 添付:開示情報の該当箇所のコピー、異議申立て書の控え、証拠となる支払履歴や契約書のコピー。
- 見込み:私の経験では初期回答は受領後2週間程度。銀行に対しては「訂正確認が出次第、訂正証明を提出します」と明記。
- 補足:審査で懸念される点(延滞期間や金額)について暫定的な支払状況や再建計画を添えると安心感が増します。
銀行への説明テンプレ(訂正結果後)
訂正が完了したら、速やかに以下を添えて再提出します。
- 件名:信用情報訂正完了のご報告と訂正証明の提出
- 添付書類:各信用情報機関が発行する訂正通知(PDF/郵送受領物)の写し、訂正前後の履歴比較(スクリーンショットで可)。
- 説明:訂正の理由と当該期間中の実際の支払状況を時系列で整理。必要なら支払明細や完済証明を添付。
- 手続き上の補足:「承認=更新(完成猶予)」が必要な場合はその旨を明示し、銀行側の内部手続きに合わせた提出形式を確認。
訂正証明の受け取り方と実務ポイント
各社に訂正を要求した後は、電話で担当窓口を確認して発送方法(郵送PDFどちらか)を指定します。受領物は原本・PDFとも保管し、銀行への提出は両方添付が望ましいです。受領日の記録は審査期日に効くことがあるため、受領後2週間は要注意です。
審査資料への組み込み方(実務テンプレ)
銀行向け資料は以下の順で作ると審査担当者に分かりやすいです。
- カバーレター(要点3行で:何が誤表示か、いつ異議申立てしたか、訂正の有無)
- 開示情報の原本コピー(誤表示箇所にマーカー)と異議申立て控え
- 訂正証明(完了後)または受領証(未完了時)
- 支払実績の証拠(銀行通帳コピー等)と簡潔な年表
- 必要なら任意整理など過去対応の説明(透明性を重視)
私の場合、未確定時に「調査中である」ことを明確に示し、訂正証明到着後に改めて正式提出したことで、審査が前向きに進んだ経験があります。銀行は証拠ベースで判断したがるため、事実と証拠を短くまとめるのが鍵です。
参考記事:信用情報(CIC/JICC/KSC)誤表示の削除手順、任意整理後に住宅ローンを再取得するまでのロードマップ、任意整理後のリスケ再交渉と銀行向け説明資料テンプレ
▼自己紹介/体験まとめ:https://myhome-black.net/syokai/

